昭和39年 大津びわこ競輪場 第15回高松宮賜杯並びに同妃賜杯競輪
昭和23年11月に福岡県小倉で始まった競輪は入場者数、売上ともに昭和35年までほぼ一定水準で伸び悩んでいた。ところが、36年から高度経済成長とともに、入場者、売上ともに急増し、観覧席は立錐の余地もないほどに人で埋まるようになっていった。
女子競輪はすぐに正式競技となり、最盛期には700名近くの登録選手がいた。しかし、当初の人気も昭和30年代に入り選手の実力差が大きくなり、車券としての人気が下降線をたどり、選手も最後は229名まで減っていた。この高松宮妃賜杯競輪が女子最後の特別競輪となった。