昭和35〜36年頃 小田急線成城学園前駅の駐輪場
通勤通学に自転車を利用することは戦前から行われていたが、現在と違うのは自宅から職場や学校まで直接自転車に乗って行ったのである。戦後、住宅地が都心から郊外へ広がるにしたがって通勤通学に電車を利用せざるを得なくなり、自転車は自宅から駅までの区画限定利用になった。
したがって、昭和30年代中頃には駅前におきな駐輪場が出来ていた。置かれている自転車を見ると、フレームは三角形で、ハンドルはフラットでロッド(棒)式のブレーキレバーが多いことがわかる。