昭和35〜36年頃 自転車に乗ってお買い物(静岡の商店街)
主婦が自転車を利用して買い物に出かける条件として、スカート姿でものることの出来るフレームの自転車であることと、買った品物をいれるカゴが付いていることである。フレームはスタッガード形(写真の左の自転車)がループ形(写真の右側の自転車)より多く、30代の女性には乗りづらかった。カゴが自転車の前についたのは昭和29年頃で、その後カゴ付の自転車が少しずつ販売されるようになったが、昭和30年代には現在のように標準装備には至らなかった。そこで、ハンドルに引っ掛けるカゴが別売りされ、これが広く利用されていた。