昭和34年 自転車製造会社の販売代理店への褒賞
昭和32年後半から33年春まで「なべ底不況」が日本の経済を襲うほか、輸送形態が自転車からバイクへ移行するなど自転車業界は厳しい時期を迎えていた。
そうしたな中で、昭和33年3月をもって自転車税が廃止となり、これをきっかけに需要拡大を図った。製造各社は代理店を通じて販売を行っていたが、販売実績を代理店同士で競わせ、成績優良店には各種褒賞を与えた。
写真は日米富士自転車が昭和34年1月、伊東温泉に代理店を招待した際の記念写真である。こうしたことは製造各社で行われていた。